DOOGEE MIXレビュー コストを極限まで抑えた200ドル以下のSuper AMOLED搭載の狭額縁スマートフォン

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昨年のXiaomi Mi MIXの発売から3辺のベゼルが限りなく狭い、ベゼルレススマートフォンに注目が集まり、メジャーなメーカーから中国の新興メーカーまでこのようなスマートフォンを発売する流れができはじめています。実際にこれからレビューを行うDOOGEE MIXもベゼルレスディスプレイを搭載したスマートフォンで、Mi MIXの様なデザインながらもコストをできる限り削り、低価格に抑えたスマートフォンになっています。

DOOGEEは、主にローエンド~ミッドレンジの端末を発売している会社で、中国向けではなく欧州や海外向けに販売されています、100ドル程度で販売されているモデルもあり、全体的に低価格なスマートフォンが中心です。この中でDOOGEE MIXは、フラッグシップ機に相当します。今回のレビューでは、機種紹介と併せて外観やソフトウェア、カメラで撮影した写真などを紹介していきます。

レビュー対象機種
DOOGEE MIX 6GB/64GB Dazzle Black

DOOGEE MIX ボックス & 付属品


黒を基調したボックスとなっていて、中央には機種名がプリントされています。シンプルながらしっかりつくられています。
この価格帯のスマートフォンにはよくケーブルやアダプタの他にケースやフィルムなどが付属してくる場合があります。DOOGEE MIXも付属してきます。ケースにPETフィルム、バンカーリングも付属します。

ディスプレイ&外観デザイン


DOOGEE MIXは、3辺狭額縁の5.5inch Super AMOLED HDディスプレイ(1280*720)が採用されています。ディスプレイガラスは、2.5D Glass(Corning Gorilla Glass 5と)なっています。これは他メーカーのフラッグシップ機にも採用されているもので、Corning Gorilla Glass 4よりも強度が上がっています。Super AMOLEDの採用により、単色の発色に関してはかなり綺麗ですが、HDディスプレイなので画像などの複雑な色は少し潰れて表示されてしまいます。UIなどの表示などは問題ないと思いますが、鮮やかではっきりと表示されるSuper AMOLEDを搭載したという事がプラスにもマイナスにも働いているという印象がありました。


同価格帯のスマートフォンにはFHDディスプレイが搭載されているものが増えてきましたが、MIXは解像度の点では他のスマートフォンよりも劣ります。コスト的にこれが限界だったようです。3辺狭額縁がかなり目を引くデザインです。購入する人の多くがこれを目当てに購入していた人も多くいると思います。公式ホームページなどでは、サイドのベゼルレスではないように見えますが、実際はベゼルがあるので狭額縁のスマートフォンです。(サイドベゼルは通常のスマートフォンと同じくらいの幅があります。)


上部にはスピーカーと近接センサーが配置されています。ただ、ディスプレイの存在感が大きく、他のスマートフォンとはかなり違いがあります。ディスプレイ下には、指紋センサー(Dtouch,ホームボタン)とフロントカメラがあります。


フレームデザインを見ていきます。MIXには、Stainless Stealフレームが採用されています。この素材は汚れにくく、錆びにくくなっています。この価格帯ではなかなか採用されていない印象です。最近では、Mi6にStainless Stealフレームが使用されています。Stainless Stealはアルミニウムフレームよりも重いですが、見た目はかなり違いが出てきます。本体はブラックで統一されていますが、フレームの存在感は200ドル以下で販売されているスマートフォンには思えないくらいです。触ってみるとツルツルなコーティングが施されています。指紋は付きやすいですが、拭けばすぐに取れます。
ボタン等を見ていくと、上部にイヤホンジャック、右側に電源ボタン+音量ボタン、左側にSIMスロット、下部にMicro USB,マイク,ステレオスピーカーが配置されています。Dラインは、上下フレームにあります。
端末のサイズは5.15インチのXiaomi Mi6よりも小さい。重さは若干気になるものの、フレームの重さを考えると仕方ないところもあります。
端末サイズ
144×76.2×7.95mm(メーカー計測)
重さ 197.9g(自己計測)


背面には中央にシンプルなロゴと16MP+8MPのデュアルカメラがあり、カメラは出っ張っています。
ホームページには背面にもCorning Gorilla Glass 5を使用しているという記載があります。(詳しくは確認中です。) 

写真↓

ハードウェア


価格や満足度に大きく響いてくるハードウェア面も紹介します。
MIXは性能的にミッドレンジスマートフォンとして販売されています。SoCにはMediaTek Helio P25 Octa-Core(2.5GHz)とP20よりも省電力でパワーも上がったSoCを搭載しています。これは、LPDDR4Xや高画素デュアルカメラ、LTE Cat-6に対応するなど価格を抑えながらある程度の性能や付加機能も追加するにはちょうどいいSoCだと思います。これを搭載したMIXは、上記の3つに対応しています。
MIXには、4GB/6GB RAM搭載モデルがあり、両モデルともDLPDDR4xを採用しています。これは、各メーカーが販売しているハイエンド機と同様の規格と容量になっています。DDR3のスマートフォンと比べるとタスクの切り替えなどや消費電力などでもにかなりの違いがでてきます。6GB RAMは、消費電力だけ上がって使わないということもありますが、この点は中国のメーカーらしいとも言えます。

バッテリーは3380mAhとメーカー発表がありますが、バッテリードクターやAndroticsなどで確認すると3000mAhと表示されます。5V2AのQuick Chargeに対応しています。使用中は発熱があるので、他のMTKと同様に熱が乗ると一気にバッテリーが減らないか少し不安です。一日カメラ撮影に使用してみましたが、1日くらいはもちます。

ベンチマーク↓

DoogeeOS & 使用感


ここではDOOGEE MIXにインストールされているソフトウェアについて見ていきます。
MIXには、AOSPに独自UIや機能を追加したAndroid 7.0ベースのソフトウェア”DoogeeOS”がインストールされています。しかし、使用感としては他のAOSPと変わらず癖のないソフトウェアになっています。ただ、先ほども書いたようにDoogeeOSは様々な機能が追加されています。その中で特にジェスチャー機能が多く追加されているので少し紹介していきます。

DOOGEE MIXで使える機能

Float gesture
One hand FloatView
Smart somatosensory
gesture motion
Gesture Unlock
One-hand Mode
Parallel Space

Float gesture


画面の右角をフリックするとでてくる、FloatView内で使えるジェスチャー機能です。これは、既存のジェスチャーに加えてPlay Storeからダウンロードしたアプリ(システムアプリを含む)にもジェスチャーを設定できる機能です。FloatViewの説明の時に書きますが、一見便利な機能ではあるのですがFloatViewが開きにくいという難点があります。MIUIでいうQuick ballのような機能もディスプレイ内に表示されていますが、ここでもこの機能は使用することができます。

One hand FloatView


右下をフリックすることででてくる、最近使ったアプリや再程紹介したジェスチャー機能などが使用できるルーレット型のランチャーです。ここでは、スクリーンショットやFloat gesture、各種スイッチのオンオフをすることができます。画面の右角を中央に向かってフリックすると開きますが、私の所有しているものは画面右下のタッチ感度が良くない為、あまり思ったように開けません。少し検証の必要があります。

*追記

タッチ感度に関して。One hand FloatViewをオンにしている状態でタッチテストを行い、上記のように記載しました。この機能をオフにすると少し改善するような気がします。同じ症状があって気になる方は試してみてください。

この写真はOne hand Floatviewをオンにした状態でのテスト。右下から角にかけてタッチを認識してくれない部分がある。

Parallel Space


これは、最近どのメーカーのUIにも追加されてきている機能ですね。簡単に言えばアプリを複製する機能です。

使用感に関しては、若干重さを感じるものの、ある程度はサクサク動きます。RAMは6GBだったので不足する心配はほとんどありません。ロック解除後の初期動作に若干重さはあるものの、CPUのお陰で通常使用は問題なさそうです。昔は少し性能が良くないと文字入力などでも引っ掛かることはありましたが、最近のMTKはCPU性能がかなり上がっているので問題ないです。


ほぼAOSPですが、DoogeeOSを導入しているので開かないアプリなどもあると思います。(AIDA64はクラッシュします。)Split Screenなども標準で使用することができます。 その他にランチャーセッティングも可能で、Know(新規テーマのダウンロード)などのオンオフやアイコンの大きさなどの変更も可能です。
起動時には6/21付けのROMがインストールされていましたが、すぐに6/30付けのアップデートが降ってきました。バグ修正や最適化などのマイナーアップデートも細かに行っているようなので、この辺りは問題なさそうです。

写真↓

カメラ

到着してから外で撮影する機会があったのでここではそれを紹介します。フロントカメラは下部に配置されている為、撮影時は端末を回転させて上に持ってくることで撮影します。

カメラスペック
16MP(Samsung S5K3P3)+8.0MP

まとめ

200ドル以下で買えるスマートフォンとしては標準的なスペックを備えたスマートフォンです。それに狭額縁ディスプレイ、Stainless Stealフレームなどデザイン的にもかなりのこだわりが伝わるものでした。HDディスプレイの粗さもありながら、Super AMOLEDを採用したこともあり表示自体はかなり鮮やかなディスプレイになっています。
私のように狭額縁のスマートフォンが初という方にとってはかなり新鮮に感じると思います。Xiaomi Mi MIXは予算的に無理だけど、低価格で同じようなスマートフォンを探しているという方にはピッタリですね。
ただ、コストを削るだけではなくHelio P25やLPDDR4x 4GB/6GB RAMを搭載するなど、妥協していない点も数多くあります。Wi-Fiも2.4GHz/5GHz帯に対応しています。LTE Bnad 1/3/7/8/20(MTK Engineering Modeで確認) 
カメラに関しては、値段相応といった感じですが、撮影モードも多彩で付加機能も充実しています。
ちなみにMIXというのは、MINI(Minimum Size)+MAX(Maximum Screen)=MIXというのが由来になっていてます。この由来通り、サイズ以上にディスプレイの大きさを感じます。今まで発売されてきたスマートフォンは、ベゼルやディスプレイの大きさなども加味して選んでいる方も多いかと思いますが、今後ベゼルが狭いスマートフォンが主流になってきたら、自分の手に合ったディスプレイサイズの端末を選ぶという選び方に変わっていくんだろうなと、この端末を持って思いました。

DOOGEE MIX詳細や購入先

DOOGEE MIXの詳細は公式ホームページや各サイトで検証されているスペック表などで確認するといいと思います。(Kimovil)
購入は現在のところ、AliexpressBanggoodでの購入となります。価格も多少異なると思いますので、在庫などを加味して購入することをお勧めします。4GB/6GB RAMモデルにカラーはDazzle Black/Aroma Blue(Coral Blueは現在入手不可)

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