OnePlus 7 Proを購入して先日到着したので、ハンズオンレビューを紹介します。
*11/9クーポン情報更新
レビュー対象機種
OnePlus 7 Pro 6GB/128GB Mirror Gray GM1910
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Contents
OnePlus 7 Pro概要と主な仕様
OnePlus 7 Pro発表時、大手メーカーと比較しても遜色ない仕様を搭載したスマートフォンを発売したことはかなりの驚きでした。Qualcomm Snapdragon 855は誰もが予想した通りでしたが、リフレッシュレート90HzのQHD+ Fluid AMOLED、UFS 3.0ストレージを採用したのはかなり話題になりました。
そして、ノッチレスディスプレイとなりフロントカメラはポップアップカメラ、リアには超広角レンズを含むトリプルカメラを搭載します。
前モデルから全体的に刷新されたモデルとなり、価格も公式サイトでは669ドルとOnePlus史上最も高値に設定されていますが、スペックの割には価格が抑えられています。
今回は、数日触れた印象とデザインをハンズオンレビューという形で紹介したいと思います。
OnePlus 7 Pro購入先
シンプルで洗練されたデザイン



OnePlusスマートフォンは、共通してシンプルなデザインを採用しています。それは本体のデザインだけではなく、カラーも派手なグラデーションカラーを採用せずシンプルです。個人的にはこの部分はOnePlusの特徴になっている印象があり、大手メーカーにも劣らない部分の一つだと思っています。
カラーは、Nebula Blue/Almondという2色が気になっていましたが、手にしたMirror Grayは一見、普通のGrayカラーのように見えるものの、光の当たる角度によって透明感のある上品なカラーに見えます。最近はグラデーションカラーばかり購入していたので、このような硬派なカラーは飽きがこないのでおすすめです。
実際に手にしてみると、本体重量が206gなのでずっしりとした重さがあります。(実測値はフィルムありで209.5g)
ただ、それ以上に質感の良さに感心します。光沢のあるガラスボディとフレームが同様の素材を使用しているような感覚で、持ちやすいようにバックカバーはカーブし、フレームは細くなっています。この点はカーブディスプレイ(エッジ)を採用しているスマートフォン共通しているところでもありますが、6.67 inchという大型ディスプレイでも操作性が低下するのを防いでくれます。
先ほども触れたように、本体は206gと比較的重さがあります。ケースやガラスフィルムを装着するとさらに重くなります。大画面+ポップアップカメラ+4000mAhバッテリーの組み合わせとなっているので、ある程度仕方ないと思いますが、これまでのOnePlusスマートフォンを考えると重いので注意が必要です。
OnePlus 7 Proも便利な3段トグルスライダーが搭載されています。サイレント / バイブ / 着信音の変更が簡単にできます。イヤホンジャックは非搭載、ステレオスピーカーを搭載しています。
品質の問題なし
デザインは、これまでのOnePlusスマートフォンのようにまとまったシンプルなものに仕上げられています。
中国のショッピングサイトやSNSなどでカメラレンズに埃が混入していたり、ディスプレイと本体の隙間など、品質管理に関して問題視する投稿がありましたが、手に入れた個体は特に大きな問題はありませんでした。
ポップアップカメラは機械的
vivo NEXから、Find X、Renoシリーズとカメラが昇降するスマートフォンを使用してきました。
先日レビューを公開したように、Renoシリーズでは機械とは思えないほど静かで優雅な自動式のポップアップカメラを載せています。それと比較するとOnePlus 7 Proのポップアップカメラは機械的な動作です。カメラを起動するとスマートフォンに振動が伝わり、機械的な音がします。この部品は30万回の耐久性があり、他社と比較してもほぼ同様の耐久性能となっているので、通常使用で壊れるという心配はそこまで無いのではないでしょうか。
滑らかなスクロールを体感できる6.67 inch Fluid AMOLED




Snapdragon 855以上に注目されたディスプレイは、OnePlus 7 Proの大きなセールスポイントになっています。
OnePlus 7 Proは、これまでのモデルとは異なり解像度が3120 x 1440に上がり、6.67 inchのノッチレスディスプレイを採用しました。さらに、リフレッシュレートが90Hzになったことでスクロールが非常に滑らかになります。
これら挙げた部分は非常に満足度としては高く、解像度の上がったことにより表示も細部まで鮮明です。そして6.67 inchノッチレスディスプレイは、映像の視聴やゲームにも最適です。新たにHDR10+に対応しているので、Netflix、YouTube、Amazon Prime VideoでHDR再生ができます。
ディスプレイオプションは比較的多く好みにカスタマイズすることができます。設定内には、ビデオエンハンサー・アンビエントディスプレイ・解像度(自動切り替え / QHD+ / FHD+)があり、色温度も詳細に設定することができます。
リフレッシュレートの違いは普段使用している時に簡単に体感できます。従来のものよりもスクロールの残像が少なく、スムーズに画面が表示されます。操作しているとかなり気持ちよく、軽く操作したことはあったものの、これまで120HzのIGZO液晶ディスプレイを搭載するスマートフォンを使用してこなかったため、この点は衝撃的でした。
リフレッシュレートを上げるとバッテリー消費量が増えるため、60Hzに変更することもできます。これもディスプレイオプションから変更可能です。
高速なディスプレイ指紋センサー
光学式のディスプレイ指紋センサーはOnePlus 6Tから採用されています。OnePlus 7 Proに搭載された指紋センサーは、センサーが大きくなりロック解除速度も38%向上しています。速度自体はOPPO Renoとほぼ同じです。光学式センサーは中国のGoodix製ものが使用されています。(OPPO Reno / Xiaomi Mi 9 / Huawei P30 Pro / vivo X27 Proも同じ)
メーカーによって発表されている世代が異なっていますが、vivo NEX Dual Display / Xiaomi Mi 9 / OPPO Renoシリーズ / OnePlus 7 Proの指紋センサーの速度は体感だと違いはほとんどないと思います。
指紋登録時に指全体を登録しておけば、ロック解除に手こずることもないかと思います。また、速度的にも遅いと感じることもほとんどないです。
ゴーストタッチについて
OnePlus communityやSNSなどで指摘されているゴーストタッチについても遭遇したので書きたいと思います。
OnePlus 7 Proでは、ゴーストタッチ(ディスプレイをタッチしていないのに勝手に操作される現象)がサードパーティ製(CPU-Z,WhatsAppなど)のアプリ内で起こることが報告されています。実際に、入手したOnePlus 7 Pro GM1910でも同じようにゴーストタッチが起こります。これはハードウェア設計上の問題なのかソフトウェアで解決できる問題なのか今のところ公式アナウンスがなく、有効的な回避・対処法が明らかになっていません。(ただし、問題の認識はあるようで、Android Authorityでこの問題について掲載されています。)
OnePlus 7 Pro CPU-Z ゴーストタッチ pic.twitter.com/ywiy0mGQIA
— ひま (@himajin2P) 2019年5月27日
Twitterで上記のような動画を掲載したところ、同じようにゴーストタッチが起こるOnePlus 7 Proを所有しているユーザーからNFCをオフにするとゴーストタッチが起こらないという報告をいただいたので試してみると、その通りにCPU-Z上ではゴーストタッチは起こりません。
何がこの現象の原因なのか詳しくはわかっていませんが、問題があるようなら試してみるといいかもしれません。(公式アナウンスがないこと、現象の原因がわかっていないこと、NFCオフで解消しない場合があるようなので、全ての個体がこの手順で解消するとは限りません)
このような不具合は5の時のJelly Scrollingを思い出しますが、リコールではなくソフトウェアアップデートで解消できる問題だといいと思います。
6/4更新
The Vergeに掲載されたように、このレビューで紹介したゴーストタッチ(ファントムタッチ)は、ソフトウェアの問題で今後数時間以内にソフトウェアアップデートにより修正される模様です。また、画面隅のタッチが認識されないという問題も認識しているようで、これも今後修正パッチが配信されます。
詳しくはThe Vergeの対象記事またはOnePlusフォーラムのスレッドでご覧ください。
6/7更新
下記のリンクにて、OxygenOS 9.5.7にアップデート後のタッチスクリーンの挙動についてまとめています。
OnePlus 7 Proの使用感
私自身、OnePlus機を手にしたのはOnePlus 5T以来となります。本体の形状などの変更はあり、使用感自体は変化があったものの、ソフトウェアはいい意味で変更が少なく、久しぶりに操作しても馴染みやすい感覚がありました。
OxygenOSはグローバル向けのOnePlus機に搭載されており、中国向けにはH2OSが提供されています。特徴として、PixelスマートフォンなどのようにシンプルなUIが搭載されています。ただし、全くの素の状態ではなく、OnePlus独自のゲームモードやパラレルアプリ(複製)、指紋認証を活用したQuick launchなど他社のカスタムOSにも搭載される機能もあります。
フルスクリーンジェスチャー(ナビゲーション)もPixelと同様のものも搭載され、独自のフルスクリーンジェスチャーよりも使用感は良くなっています。
さらに、OSバージョンのアップデートは2年間、セキュリティパッチも3年間提供されることが明らかになっているので、長期間使用することもできます。カスタムROMの導入やBeta ROMの提供もあるので幅広いユーザーが好んで使用できるモデルです。
ソフトウェアはシンプルで自分好みにカスタマイズ可能
上でも書いているようにソフトウェアは至ってシンプルで、Googleアプリや一部システムアプリのみインストールされています。ジェスチャー機能、ホームランチャー、アイコン、配布されているGoogle Camera(GCam)なども好みに応じて簡単に変更することができます。
ここ最近レビューして使用しているColorOSやFuntouch OSなどは一部機能で制約が多いので、久々にOnePlusスマートフォンを使用すると使い勝手も良く、カスタマイズの自由さには大きなメリットがあることを感じます。
もちろん、大幅にカスタマイズされたOSにもメーカーの特徴や良さが組み込まれいると思いますが、自分好みにカスタマイズできるという良さには敵わないと思います。
禅モードを使用してスマートフォンから一時的に解放される
OnePlus 7シリーズで搭載された禅モードという新機能があります。簡単に言うと、スマートフォンの動作を20分間できなくなるモードです。
スマートフォンを使用していると、メール・SNS・ゲーム・映像のストリーミングなど、様々な情報を受け取ることや視聴することができます。これによりストレスに感じることや知らない間に疲れが溜まってしまうことがあり、それらを解消するために、一時的にスマートフォンを使用しない時間を強制的に作る機能です。
禅モードは、開始すると20分間経過するまでキャンセルはできません。着信は一時的にミュートになります。(着信を受けたり緊急電話は使用可能)
その他機能は、カメラ以外すべてロックされるため使用できなくなります。
1日に数回この禅モードを使用することで、スマートフォンを操作する以外のことを行い、リフレッシュする時間が作るといいかもしれません。
ファーストインプレッションは満足、ただし不具合は気になるところ
到着して数日間使用しましたが、本体の質感・6.67 inchの大画面・90Hz リフレッシュレートの満足感はあります。これまでのOnePlusスマートフォン史上最も高額なモデルとして発売されたOnePlus 7 Proは、それに見合う機能や性能だと思います。ソフトウェアもシンプルで使いやすいです。
今後のレビューで掲載しようと思っているAndrobenchで測定したUFS 3.0の速度を紹介すると、Sequential Readは1372.46 MB/sとUFS 2.1の速度(750 MB/s前後)の倍近くの速度が計測されます。これにより、アプリの読込速度がさらに高速になります。
ただし、ゴーストタッチやカメラの最適化不足(後日アップデートがありました)、指摘されている品質問題などを考慮すると、多少問題もあります。また、Redditユーザーによる指摘で、OnePlus 7 Proでサポートしているのは3倍光学ズームではなく、実際は2.2倍の光学ズームまでしか対応していないという点は、購入前に考慮する必要があります。
このような点は残念で仕方ありませんが、ズームなどの件は把握して購入したので全体的な満足度は高いです。ゴーストタッチについてはアンラッキーではありますが、今後アップデートで改善される不具合であることを願うばかりです。
サンプル写真
1倍 / 3倍ズーム
OnePlus 7 Pro購入先
下記から購入可能です。
Gearbestのクーポン情報を追加しました。今のところ全モデルのクーポンが発行されています。
*11/9クーポン情報更新
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