UMIDIGI S3 Proレビュー セラミックボディが美しいミッドレンジスマートフォン

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UMIDIGI S3 Proのデザイン・付属品・ソフトウェア・サンプル写真を中心にレビューを紹介します。

S3 ProはUMIDIGIが発売したミッドレンジスマートフォンで、Helio P70、Sony IMX586 48MPセンサー、5150mAhバッテリー、日本でも正規で使用できる技術基準適合証明等のマークを取得するなど、キャリアや大手SIMフリー以外の中国メーカーとしてはかなり力を入れています。

何と言ってもXiaomiやOPPOなど大手メーカーのフラッグシップなどで採用しているSony IMX586 48MPセンサーを含むデュアルカメラを載せているのが大きな魅力です。

 

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UMIDIGI S3 Pro主な仕様

UMIDIGI S3 Pro
OS
Android 9 Pie
Display
19.5: 9 6.3 inch FHD+ Waterdrop in-cell LTPS
SoC
MediaTek Helio P70
Cortex-A73 ×4 2.1GHz & Cortex-A53 ×4 2.0GHz
ベンチマーク
101372(Antutu)
GPU
ARM Mali G72 MP3 900MHz
RAM
6GB LPDDR4X RAM
ROM
128GB
リアカメラ
48MP Sony IMX586, 1/2インチ型
f/1.8, 6-element lens, 0.8μm(1.6μm)
PDAF
Dual LED flash
カメラ2
S5K3M5, Telephoto, f/2.2
5-element lens
フロントカメラ
20MP, Sony IMX376, f/2.0
ビデオ
1920 × 1080 / 1280 × 720 / 640 × 480 / 352 × 288
 ネットワーク
Dual 4G / 4G VoLTE
GSM 2 /3 /5 /8
CDMA1X BC0,BC1
EVDO BC0,BC1
WCDMA 1 /2 /4 /5 /6 /8 /19
TD-SCDMA 34 /39
TDD-LTE 34 /38 /39 /40 /41
FDD-LTE 1 /2 /3 /4 /5 /7 /8 /12 /13 /17 /18 /19 /20 /25 /26 /28A /28B
Wi-Fi / Bluetooth
Bluetooth 4.2
バッテリー
5150mAh / 18W
その他
USB Type-C, 3.5mmイヤホンジャック, OTG,
NFC, FM radio, gravity sensors, proximity, light sensor, 指紋認証
位置
GPS
カラー
Ceramic Black
サイズ
157 × 74.65 × 8.5mm
重量
216.6g

 

ボックス・付属品

本体とは別に付属するアクセサリー類は、ケース・フィルム(貼り付け済み)・Type-Cケーブル・アダプタ(国内で使用可能)・SIMイジェクトピン・多言語説明書(日本語あり)

 

デザイン

S3 Proは、Z2 Proでも採用されていたセラミックボディを使用し、高級感のある筐体に仕上げられています。セラミックボディと言えばMi MIXシリーズを一番に思い浮かべますが、この価格帯でこの素材を使用するのはなかなか見られません。

 

透明感のあるセラミックブラックカラー

 

背面はカーブデザインを採用しているため、6.3 inchディスプレイと大型ながら手になじむデザインになっています。重量は216.6gと他のスマートフォンと比べると重さがあります。ディスプレイが同サイズのRedmi Note 7と比較すると30g程度重くなります。これは購入前に考慮する必要がありますが、バッテリー容量を考えると特別重いということはありません。

実際に手にしてみると本体の質感は良く、繊細なセラミックボディ、カーブデザイン、金属製のフレームは手に持った時に安っぽさを感じることはありません。届く前はあまり期待していなかった本体の品質に関しても、この個体は特に問題はなくバックカバーとフレームの隙間などは特に気になりません。

背面に搭載している指紋センサーは特に遅いということはなく、問題なく使用できると思います。

 

フレームにはType-C,3.5mmイヤホンジャックを備えるなど、ユーザーの求めるものが揃っています。

 

SIMスロットDual SIM / MicroSDカードスロット。耐水性を高める加工は施されていません。

 

ディスプレイ

S3 Proは6.3 inch FHD+ Waterdrop Screenを搭載しています。
現時点で主流となっている水滴型のノッチを備えることにより、画面占有率が92.7%まで上昇しています。19.5: 9という画面比率は、従来の16:9などの画面比率よりも表示範囲が大きくなり、本体サイズを抑えながらも大画面を実現しています。

 


角丸ディスプレイや水滴型ノッチ周りの処理もほぼ問題なく、ベゼル幅も他の新興メーカーと比較しても狭くなっています。レンダリングを見ていると届いたときにベゼルが太かったり残念な気分になりますが、S3 Proは許容範囲内だと思います。

 

標準設定のディスプレイ色温度は寒色系のカラーに設定されています。これはMediaTek SoCを載せたスマートフォンでお馴染みとなっているMira Visionで変更可能となっており、色温度設定のほかに目の保護や読書の時に使用できる画面モードも搭載されています。

以前はタッチ感度などレビューすることがありましたが、新興メーカーでも品質が底上げされており、その辺りはハイエンド機とほとんど変わりません。しかし、輝度設定は多少使いづらく、0~60%程度の輝度までは小幅に調節できるものの、それを超えると一気に明るくなり細かい調節が難しいです。

 

ハードウェア

S3 ProにはMediaTek Helio P70が搭載されています。これは大手メーカーでもミッドレンジスマートフォンに搭載しているオクタコアSoCで、Cortex-A73 ×4 2.1GHz & Cortex-A53 ×4 2.0GHz CPU、ARM Mali G72 MP3 900MHz GPUから構成されています。
ベンチマーク的には、AntutuはSnapdragon 660以下の全体スコア、GeekBenchではこのSoCよりもHelio P70の方がマルチスコアは高くなっています。また、ベンチマーク測定中もバッテリー温度やCPU温度が急激に上昇することはなく、バッテリー温度は30℃程度、CPU温度は60℃程度に抑えられていました。
また、ストレージは速度的にeMMCです。128GBのストレージは初回起動時に10GBシステムで使用されている状態で、残り117GB程度ユーザーが使用できます。

 

ベンチマークスコア一覧

 

SoC /Display スクリーンショット

 

PUBGは問題なく動作

ゲーム性能についてはプレイするゲームによって挙動が異なるため、今回はPUBGをプレイしています。
31分程度、標準画質で勝利するまで残るところまでプレイし、電池の消費量は75%から69%でした。マッチ待機時にフレームレートが落ちる場面が数回あったものの、プレイ開始から終了までほとんどフレームレートが落ちるような場面はなくプレイできました。

このように、PUBGに関してはほぼ問題なくプレイ可能です。バッテリー消費量についても特に気にすることなく、長時間プレイできると思います。ただ、状態によって本体の熱が上昇し、パフォーマンスが落ちる可能性もあります。

以前は、MediaTekSoCの中で性能が良いものでもGPUが弱かったり、使用し始める(熱を持ち始める)とバッテリー消費量が激しくなったり、性能が極端に落ちることがあった印象ですが、Helio P70はその辺りは特に問題なさそうです。

 

大容量バッテリー

バッテリーは他社と比較しても大容量5150mAhバッテリーを載せています。ミッドレンジスマートフォンなので、高負荷をかけるゲームやアプリケーションを使用することはほとんど無いと想定すると、十分すぎる程の容量を内蔵しています。

100%の状態からWi-Fi接続を維持して20時間程度スタンバイ、その後カメラアプリを1時間以上使用、写真を30分程度アップロードし、最終充電から27時間程度経過した時のバッテリー残量は77%程度でした。SIMカードを入れた状態で様々なアプリを導入したりすると必然的にバッテリー消費量は上がってくると思いますが、個人的には十分過ぎる程です。

5150mAhはかなり大型なので長時間駆動が可能な一方、バッテリーの充電時間は通常のスマートフォンよりも長くなります。ただ、付属しているアダプタを使用すれば18Wで充電できます。(日本でも使用可能なプラグが付属します)

 

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対応ネットワーク

  • Dual 4G / 4G VoLTE
  • GSM 2 /3 /5 /8
  • CDMA1X BC0,BC1
  • EVDO BC0,BC1
  • WCDMA 1 /2 /4 /5 /6 /8 /19
  • TD-SCDMA 34 /39
  • TDD-LTE 34 /38 /39 /40 /41
  • FDD-LTE 1 /2 /3 /4 /5 /7 /8 /12 /13 /17 /18 /19 /20 /25 /26 /28A /28B  

ソフトバンク / ドコモ系のSIMカードであれば問題なく通信可能です。au系は通話はできないと思います。
Wi-Fiは2.4GHz / 5GHz、NFCにも対応しています。

 

技術基準適合証明等のマークを確認できます。

 

ソフトウェア

カスタムしたOS(UI)を採用しないメーカーのメリットとして、ほぼカスタマイズしていないAndroid OSを搭載、最低限のアプリと機能を備えています。
実際にS3 ProはカスタマイズされていないAndroid 9 Pieが搭載されており、最新のOSを試せます。S3 Proの最新ソフトウェアのセキュリティパッチは2019/3/5です。

 

ホーム画面や設定内の項目、インストールされているアプリを見ていくとシンプルで無駄なものがほとんどインストールされていません。この点はS3 ProなどPure Androidを搭載しているモデルのメリットとなり、満足度も高くなります。
また、起動時から日本語の選択が可能で、ソフトウェアはほぼ全て日本語で表示されます。(一部英語)

Google系のアプリ以外に、FMラジオ・Notebookがインストールされ、機能ではNetwork Manager・Appblocker・スクリーン録画などが設定可能なスマートアシスト、MiraVision、バックグラウンドアプリを制限し、開いているアプリを高速化するDuraSpeedという機能が搭載されています。

 

ソフトウェアの最適化はイマイチ

UMIDIGIに限らずメーカーによって最適化にばらつきがあり、通常の動作が重かったり不安定だったりします。UMIDIGIもソフトウェアの最適化については課題があるようで、S3 Pro以外にもネット上では不具合やバグ情報が多くあります。個人的にS3 Proを使用した範囲内では、多少もたつきを感じる場面はありました。安定して使用できるまでは数回のアップデートが必要だと思います。

 

GboardとGoogle日本語入力をスクリーンジェスチャー設定時に使用すると、フリック入力がこれと干渉します。この点は、併せて撮影したColorOS 6のキーボード(画像右 / スマートフォンでは下)とは異なり、S3 Proはキーボード下に余白が存在しません。これにより、キーボード下部のフリック入力はジェスチャーと干渉し、かなり入力しづらくなっています。

ソフトウェアの動作自体は特に重かったり大きなラグがある訳ではないですが、細かい最適化という点ではイマイチです。

後はアップデートの問題でしょうか。この点は新興メーカーのスマートフォンということで、長期的なアップデートはあまり期待できないかもしれません。しかし、UMIDIGIはある程度ユーザーからのフィードバックをアップデートに反映しているようなので、少しは期待できると思います。

近々公開されるアップデートでは、AIシーン・ぼけ効果改善・AR・夜間強調モード・自撮りにぼけ効果追加・美顔モードなどが追加する予定のようです。(5/15-5/22公開予定)

 

スクリーンショット一覧

 

カメラ

このスマートフォンの大きな魅力として、他社ハイエンド機と同様のSony IMX586 48MPセンサーを搭載していることです。3.3万円で購入できるスマートフォンとしてはカメラセンサーに力を入れており、併せて搭載している12MP望遠レンズもMi 9と同様のS5K3M5を採用しています。

 

カメラアプリ

サンプルの前に、カメラアプリのUIを見てきます。

カメラアプリを開くと、タイムラプス・動画(4K非対応)・写真・プロ・ステレオ(ポートレート)・スローモーションという撮影モードを選択できます。また、上部にはAI / 12MP / 48MPの切り替えなどが容易にできます。カメラアプリは撮影モードや2倍ズームに切り替え時などに多少もたつきを感じますが、ワンタッチでズームと撮影モードの切り替えができるので比較的使いやすいUI設計になっています。

 

静止画の撮影機能は豊富なものの、ビデオの最高画質は1920 × 1080(FHD)が最高になっており、FHDを超える高画質なビデオを撮影することはできません。
ビデオ撮影ではEISをサポートしているので、多少の手ぶれには耐えることができます。

*近々公開されるアップデートでは、AIシーン・ぼけ効果改善・AR・夜間強調モード・自撮りにぼけ効果追加・美顔モード・ビデオ用のオートフォーカス機能などを追加する予定のようです。(5/15-5/22公開予定)
アップデート受け取り後、追記します。

 

掲載している写真はサイズが大きいため圧縮しています。オリジナルサイズでご覧になりたい方はこちらまた、写真をクリックすると容量が大きい写真が開きます。ご注意ください。

 

サンプル

 

Xiaomi Mi 9 / OPPO Reno / UMIDIGI S3 Pro 48MPモードでの撮影
(クリックすると8000 × 6000サイズで開きます)

 

Xiaomi Mi 9 / OPPO Reno / UMIDIGI S3 Pro 48MPモードズーム

 

通常 / ポートレート

通常の撮影よりも望遠レンズを使用したポートレートモードの方が被写体をクローズアップして撮影することができます。絞りは変更可能です。

 

UMIDIGI S3 Pro / Xiaomi Mi 9 シーリングライト下での撮影

 

UMIDIGI S3 Pro / Xiaomi Mi 9 低照度下比較

上の画像のようにライトがほとんどない低照度下での撮影になると、同じセンサーを使用していても圧倒的な差が現れます。もちろん、Mi 9と性能・価格差があることを前提です。やはりセンサーの種類というよりもチューニング(ハードウェア / ソフトウェア)が重要のようです。Mi 9やその他大手メーカーのカメラと同様だからということを期待してS3 Proを購入するというのは期待を下回る可能性があるので、考慮した方がいいです。

ただ、サンプルからわかるように日中での撮影は十分な品質です。手軽に写真を撮るという点ではAIや夜景モードが実装されていた方が断然いいので、今後追加される撮影モードで写真撮影がしやすくなるか注目です。

 

まとめ

UMIDIGIスマートフォンは、数年前(UMIという名称だった頃)に1台だけ使用したことがありました。その時はまだ通常使用には向かないスマートフォンだった印象です。
なので、今回もあまり期待せず到着を待っていましたが、実際に触れてみると品質という点ではかなり向上しており、新興メーカー特有の本体の安っぽさは一切なく、セラミックボディは美しく仕上げられています。ただ、SIMスロットを見るとわかるように、耐水性は低いと思われるので、水場でも使用は注意が必要です。

性能についてはミッドレンジクラスということで、期待しすぎなければ問題なく使用でき、最高の画質でゲームをプレイできないものの、通常使用するミッドレンジとして十分過ぎる性能になっています。また、ソフトバンク / ドコモ系ならSIMカードを挿入して使用できるので、B19対応のスマートフォンが欲しいという方はS3 Proを選ぶのもいいかもしれません。

全体的に期待以上の出来だった印象ですが、ソフトウェアの最適化という点ではまだもう少しではないでしょうか。先ほども上で挙げたキーボードとジェスチャーの干渉やカメラアプリの機能が今後、追加・改善されることがあればユーザーの満足度も向上すると思います。

また、Sony IMX586 48MPセンサーを載せたスマートフォンを数台使用してきましたが、カメラについてもあと一歩という感じです。日中の撮影では細部まで綺麗な写真を撮影することができます。ただ、低照度下での撮影時はMi 9と比較すると暗く、フォーカスに時間がかかり撮影のタイミングを逃してしまうことがありました。また、4K撮影も非対応なので、この辺りは上位モデルと比較は難しくなっています。
ただアップデートでカバーできる機能については改善や追加を期待したいと思います。

カスタムUIの良さである多機能さという点ではUMIDIGI S3 Proのソフトウェアは物足りなさを感じるかもしれません。しかし、シンプルなOS、グローバルLTEバンド、3.3万円程度ながら高品質な写真が撮れるカメラを載せているなど注目点が多くあるスマートフォンでした。

 

購入先

UMIDIGI S3 ProはAmazon・Gearbest・Aliexpressなどで購入可能です。価格は販売サイトにより異なるので詳しくは商品ページからご覧ください。

5/21からAliexpressでUMIDIGI Fan Festivalが開催される予定でS3 Proも割引販売されるようです。

 

*5/22更新

上のQRコードを読み込むか、このリンクをクリックすると189.99ドル以上のUMIDIGIスマートフォン(F1 Play / S3 Pro)に使える10ドルオフクーポンを手に入れることができます。

 

UMIDIGI S3 Pro販売ショップ

 

 

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UMIDIGI S3 Pro

33333円
8.5

デザイン

8.8/10

カメラ

8.4/10

性能

8.5/10

値段

8.5/10

おすすめ度

8.3/10

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Pros

  • セラミックボディ
  • 長時間駆動可能な5150mAhバッテリー
  • グローバルバンド対応

Cons

  • ソフトウェア最適化不足
  • フルスクリーンジェスチャーがフリック入力と干渉する
  • FHDまでのビデオ撮影
  • カメラアプリのラグ

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